中国茶と健康

 中国茶と一括りに言っても、発酵度や製造方法の違いで、完全発酵茶の紅茶や、日本茶と同じ不発酵茶の緑茶、製造工程で微生物を繁殖させ後発酵させる黒茶、半発酵茶の青茶など多くの種類に分けることができます。中国茶も「紅茶のトピックス」で触れたのと同様に、主要成分はポリフェノールや、カフェイン、ビタミンなどからなります。
 前述したように中国茶は発酵度や製造方法の違いで性質が変わるため、用途に合わせて飲むと効果的です。
参考:『日本茶・紅茶・中国茶・健康茶―からだにいいお茶のすべて』

◆むくみ防止

「むくみ」というのは皮下に余計な水分がたまってしまった状態のことをいいます。
 プーアール茶には脂肪の吸収を抑制する効果があり、取りすぎた脂肪分や、塩分を流してくれるので、中国でも食事の際によく飲まれています。また冷え性からくるむくみにも発汗作用があるので効果があると言われています。
 

◆肥満防止

肥満は食べ過ぎや、一日2食や1食などの欠食、夜に食事を取るなど体のリズムを壊す食事の取り方や運動不足から生じます。
 プーアール茶や烏龍茶は取りすぎてしまった脂肪分や塩分の吸収を防ぎ、体外に排出する作用があるために肥満を防止する効果があります。ただ、脂肪を溶かして流しだす作用はないので、ついてしまった脂肪は運動をするなど健康的に落とし、お茶を飲むことで、新陳代謝を上げていくことがダイエットへの成功につながるといえるでしょう。
 

◆肩こり解消

 肩こりはストレスなど心理的なものや、長時間の同じ姿勢をとっていたり、普段の姿勢の悪さからくる筋肉に対する負担の増加と運動不足から起こります。
 そして肩こりは肩の筋肉の血行不良であり、筋肉を動かすエネルギーの元となる栄養素と酸素を供給して、老廃物と二酸化炭素を運び去る血液の循環を阻害して、酸欠・老廃物の蓄積・栄養素の欠乏を起こさせ、さらに肩のこりをより強固にするという悪循環に陥らせると言われています。  肩こりは様々な原因があるためにその要因にあったお茶を選ぶことが基本になります。
 

◆ストレス解消

ストレスを解消し、リラックスできるということは健康につながります。リラックスするためには香りの高い花茶や紅茶が効果的です。その香りはアロマテラピーと同様の効果があり、さらにお茶の成分である、ビタミンCやEもストレス解消に一役買います。
 

◆風邪予防

 風邪は引かないように予防するために手を洗うことやうがいをすることが基本になります。
 うがいをする際にお茶でうがいをすると効果があるといわれていますが、それはお茶には消毒、殺菌の作用があるからです。そして風邪の引き始めで寒気など感じる場合には体を温めてくれる紅茶などの完全発酵茶を飲むことが効果的です。それでも風邪を引いてしまい、熱っぽい場合には、プーアール茶などの発汗作用のあるお茶が効果的でだと言われています。
 

◆虫歯、口臭予防

 お茶には虫歯の予防に効果的といわれるフッ素も多く含まれています。口の中に入り込んだ菌は歯の表面に付着し歯垢を作り、そこに様々な微生物が繁殖して、歯の表面を酸性化し、カルシウムを溶かし、虫歯にしてしまうのですが、茶に含まれるカテキン類には殺菌作用や消毒作用があるため、菌が発生することを抑制し、虫歯の原因となる菌や歯垢を防ぐ効果があると言われています。
 

◆生理痛解消

 生理痛解消には鉄分や、ビタミン、ミネラルを摂取することも大切で、花茶(ばら茶etc)などの中国茶に多く含まれています。漢方では血液のうっ血で生理痛は起こると考えられており、血液の循環を良くするばら茶が効果的です。さらにばらの香りは生理時のイライラや不快感をやわらげてくれると言われています。