茶葉の保存方法

 紅茶は完全発酵茶なので保存期間は長く、缶やアルミ包装の場合は3年、紙包装でも2年間は大丈夫です。 ただしその際に、保管場所は直射日光の当たらない、風通しの良い場所に保存することをおすすめします。
 冷蔵庫や冷凍庫では、他の食品の臭いが紅茶につきやすく、出し入れの際に水分がぬけ、風味が落ちてしまいますのでおすすめしません。

紅茶のグレード(等級)

◆F.O.P. (Flowery Orange Pekoe)

枝の先端の新芽で、Floweryつまり花のような香りがし、水色がオレンジ色のものをいい、芯芽(チップス)が多く含まれているものほど上級とされる。
 

◆O.P. (Orange Pekoe)

新芽の下にある2番目の若葉で、茶葉の長さが7-10mm程度の針金状によじれており、新芽のチップを含むものもあり、水色はオレンジ色で薄い。 オレンジの香りとは関係がない。インド産のダージリンに多い。
 

◆P.S (Pekoe Souchong)

Pekoeの次の4番目にある葉のことで、中国語の小さな植物という意味で、水色はPekoeよりも濃い赤みがあります
 

◆S (Souchong)

Pekoe Souchongの次の5番目の葉。
 

◆T.G.F.O.P. (Tippy Golden Flowery Orange Pekoe)

金色をした上質の芯芽(ゴールデンチップス)が多く含まれているF.O.P.の上級茶葉。
 

◆F.T.G.F.O.P. (Finest Tippy Flowery Orange Pekoe)

T.G.F.O.P.のさらに上級。
 

◆B (Broken)

ブロークンとは茶葉が砕かれていることを表します。 上述の様な葉の種類に組み合わせて使われる記号で、ブロークンタイプは通常 よりも濃く出るのでミルクティーに向いています。 (ex.F.O.P.はO.Pのブロークンタイプで2-3mmに仕上げられた茶葉)
 

◆B.O.P.F (Broken Orange Pekoe Fanning)

B.O.Pをさらにふるいに掛け、2-3mmに仕上げ、紅茶を濃く出すことができる。
 

◆F (Fannings)

B.O.P.Fをさらにふるいに掛けたもの。
 

◆D (Dusts)

粉のように細かくなった茶葉。
 

◆T(Tippy)

新芽の先でよじれて、きれいにとがったものをさす。
 

◆G(Golden)

金色の産毛がついたもの。
 

世界各地において、「茶」の語源

 「茶」の発音は大きく2通りに分けられ、「チャ」または「テ(ィー)」と発音れています。
これらの違いは茶の伝播の経路の違いや交易の歴史によるものです。
大別すると「チャ」系統は大航海時代のポルトガルの広東との交易やシルクロードなどの陸路、ムスリム圏、ロシア経由の地域と考えられます。イギリスも最初はポルトガル経由で伝わったため「チャ」と発音していました。
 そして、「ティー」系統は欧州では大航海時代の後発のオランダと福建との交易により伝えられたものと考えられます
 イギリスにおいては、オランダからの茶の輸入が多くなるにつれて、茶は「ティー」として発音されることが優勢になったと考えられます。
 「茶」の語源を探ることは、世界の交易や、貿易の歴史を知ることにもなります。

チャイ(チャ)系統   ティー(テ)系統  
広東語圏 チャー
福建語圏
朝鮮、日本 チャ マレー テー
モンゴル チャイ オランダ、イギリス ティー
ネパール、北インド等 チャイ(チャー) ドイツ、フランス、スペイン、イタリア等
パキスタン、イラン、トルコ、ギリシャ チャイ 北欧 テー
ロシア、ポーランド、ルーマニア等 チャイ    
ポルトガル チャ